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SDGsバッジとは?つける意味、着用するメリット、入手方法を紹介

近年、企業だけでなく個人の間でもSDGsへの関心が高まっています。それに伴い、通勤電車や街のなかなどで、カラフルなSDGsバッジをつけている人を見かける機会が増えてきました。しかし、このバッジがどのような意味を示しているか、どんな人がバッジをつけているのか、まだよく知られていないのが現状です。そこで今回は、SDGsバッジをつける意味やメリット、購入方法などを紹介します。

 

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SDGsバッジとは?


SDGsバッジとは、SDGs(持続可能な開発目標)のロゴマークをモチーフにした、丸い虹色のピンバッジのことです。円の中心部分がくり抜かれており、ドーナツのような形状をしています。SDGsのロゴマークは「SDGsカラーホイール」と呼ばれており、SDGsが掲げる17の目標をそれぞれ異なるカラーで表現しています。このロゴデザインを手がけたのは、スウェーデン出身のデザイナー、ヤーコブ・トロールベック氏です。17色のカラーホイールは「すべての目標がひとつになり、統合されている印象を与えられる、太陽のような形状」を意識して作られたといいます。

参照:SDGsピンバッジの購入、SDGsロゴおよびアイコンの使用|国連広報センター
参照:持続可能な開発目標(PDF)|国連広報センター

SDGsバッジ17色の意味

SDGsは「誰一人取り残さない」世界を実現するために掲げられた目標です。SDGsバッジに施されている17の各色にはそれぞれ意味があり、以下の目標から構成されています。

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任 つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

たとえば「1. 貧困をなくそう」は赤、「14.海の豊かさを守ろう」では青色が配されています。文字が読めない人でも理解しやすいデザインが特徴です。上記の目標を2030年までに達成することをめざして、世界中で取り組みがなされています。

 

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SDGsバッジをつけている人はどんな人?

近年、スーツの襟元にSDGsバッジをつけている人が増えてきました。ビジネスパーソンや政治家、著名人などが着用しているところを見たことがある方も多いのではないでしょうか。SDGsバッジは特別な人だけを対象にしたものではなく、誰もが身につけられます。勤めている会社や団体がSDGsに積極的に取り組んでいて、社員全員に配布しているケースもあるようです。政治家や大学教授などは、個人的にSDGsの取り組みに賛同している人たちが多いといわれています。ちなみに2019年度のノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんの胸にもSDGsバッジが輝いていました。

SDGsバッジはどこで買えるの?

SDGsバッジは、国連本部のオンラインショップ(英語のみ)で販売されています。国内では、国連からSDGsロゴ使用の承認を得た企業・団体から入手が可能です。現在、SDGsバッジはさまざまな企業が販売していますが、なかには国連の承認を得ていない、非正規品もあるので注意しましょう。偽物は本物に似せて作られているため、明らかに色の並びが違っていたり、カラーそのものが違っていたりしない限り、見分けるのが困難です。承認を得た商品を販売している業者は「国連の使用ガイドラインに則っています」など、公式サイトにその旨を記載しています。購入する前によく確認してから選んでください。

参照:SDGsピンバッジの購入、SDGsロゴおよびアイコンの使用|国連広報センター

SDGsバッジをつけるメリット

SDGsバッジをつけることでどのようなメリットがあるのでしょうか。以下で詳しくみていきましょう。

参照:2020年度 中小企業のSDGs認知度・実態等調査 概要版(PDF)|一般財団法人 日本立地センター

1.SDGsへの取り組みをアピールできる

バッジをつけていれば、わざわざ説明しなくてもSDGsに取り組んでいることが一目瞭然です。持続可能な社会の実現に力を入れている、という姿勢を対外的にアピールできます。それだけでも、周りから「社会問題の解決に積極的に取り組んでいる人」というポジティブなイメージを持ってもらえるでしょう。SDGsに取り組んでいる会社なのだと認識され、自社のイメージが良くなります。

2.SDGsを知ってもらうきっかけになる

現在、世界的にSDGsへの取り組みがなされていますが、日本での認知度はそれほど高いわけではありません。中小企業のSDGsに対する認識率は50%程度との調査結果も報告されており、まだ浸透しているとはいえない状況です。SDGsバッジを身につけることで「何のバッジだろう?」とSDGsのことを知ってもらうきっかけになります。

参照:SDGsに関する調査|楽天インサイト

3.話題が広がりやすくなる

カラフルなSDGsバッジは、周囲の目を引き、それをきっかけに話題が広がりやすくなります。ビジネスシーンにおいて、雑談は重要なコミュニケーションのひとつです。SDGsバッジは、会話を盛り上げるカンバセーション・ピースとなってくれるでしょう。

4.SDGsバッジをつけている人と連帯感が生まれる

SDGsバッジには、着用している者同士に連帯感を生み出す力があります。SDGsの目標を達成するには、長期的な継続が必要です。1人でSDGs活動を続けていくのは難しいかもしれませんが、他にバッジをつけている人を見ればお互いにモチベーションを保ちやすくなります。

SDGsバッジをつける際の注意点

当然のことながら、SDGsバッジをつけているだけで、実際の行動が伴わなければ意味がありません。バッジを着用しているのに「SDGsの意味や取り組みについてきちんと説明できない」「パワーハラスメントやセクシャルハラスメントなど人権侵害となる発言をしている」などSDGsに対する意識が低い行動をしていると“SDGsウォッシュ”と指摘されて批判を受ける可能性があります。SDGsウォッシュとは、SDGsとウォッシュ(whitewash=ごまかし、粉飾)を組み合わせた造語です。SDGsに取り組んでいるフリをすること、または実態以上にSDGsに取り組んでいるように見せかけることを指します。社員全員にSDGsバッジをつけさせている企業もあるようですが、1人ひとりの意識改革が伴っていなければ、周囲からの信頼を失いかねません。実際にSDGsへ取り組んでいることを前提として、バッジを着用することが大切です。

 

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SDGs研修】ワールドリーダーズ(企業・労働組合向け)

 

概要

  • SDGs社会に合わせた企業経営の疑似体験ができるSDGsビジネスゲーム
  • 各チームが1つの企業として戦略を立てて交渉し、労働力や資金を使って利益最大化を目指す
  • オプションとして「SDGsマッピング」を行うことで学びの定着・自分ごと化

特徴

  • 自分達の利益を追求しつつも、世界の環境・社会・経済も気にしなければならず、ビジネス視点からSDGsを感じ、考えることができる
  • チームで戦略を練り様々な可能性を話し合う必要があるため、深いチームビルディングに繋がる
  • 様々な選択肢の中から取捨選択して最適解を導く考え方を身につけることができる

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【親子参加型職業体験イベント】キッズタウンビルダーズ(商業施設・企業・労働組合向け)

概要

  • 体験を通じてSDGs目標の「質の高い教育」を学べる親子参加型ワークショップ
  • 子どもが楽しみながらも本気で学べる、複数の職業体験を実施
  • 会議室やホールなど企業様のイベントとしても開催可能

特徴

  • あえて「映える」職業ではなくありふれた職業を選定している
  • 合計で就業人口の7割を占める上位5つの職業をピックアップし、本質的な学びが得られる職業体験
  • ファミリーが高い関心を持つテーマ性のあるイベントで集客・施設周遊を促進

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【親子・子ども向け地域イベント】SDGsアドベンチャー(商業施設・自治体向け)

概要

  • 体験を通じてSDGsを学べる親子・子ども向けワークショップ
  • 子どもが本気で楽しめる複数の体験型アクティビティを実施
  • すべてクリアした方にSDGs缶バッチをプレゼント

特徴

  • ハッピーワールドの世界観を演出することで参加者が没入感をもって取り組める
  • 海の環境やゴミの分別・再利用など、参加者は身近なことからSDGsを学べる
  • ファミリーが高い関心を持つテーマ性のあるイベントで集客・施設周遊を促進

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まとめ

SDGsバッジは、一目でSDGsに関わっていることをアピールできる便利なツールです。カラフルなバッジを身につけることで、まだSDGsをよく知らない人に興味をもってもらうきっかけになります。SDGsバッジは誰でも自由に着用できます。しかし、ただ身につけているだけでは意味がありません。SDGsバッジを着用する人として適した行動を取れるように心がけましょう。SDGsバッジをつける場合は、SDGsへの取り組みについてきちんと説明できるようにしておきましょう。

 

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