【延岡市様インタビュー】SDGsは身近なものと気づくきっかけに。「SDGsアドベンチャー」
- 自治体
- SDGsアドベンチャー
目 的 | SDGs |
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対 象 | 親子 |
時 間 | 2日間 |
人 数 | 約500家族 |
業 種 | 自治体 |
2024年2月3日、4日の2日間、宮崎県延岡市様が開催する親子向けのSDGs体験イベントとして、株式会社IKUSAが提供する「SDGsアドベンチャー」を実施していただきました。
イベントには2日間合計で500組以上の親子にご参加いただき、「SDGsのことがよくわかった」「親も子も勉強になった」とご好評いただきました。
本記事では盛り上がった当日の様子と、ご担当の戸髙様に開催のご感想を伺いました。
目次
全市を挙げてSDGsに取り組む!体験で学べるイベントを
2023年5月に、SDGsに関する優れた取り組みを推進する「SDGs未来都市」に選定された宮崎県延岡市様。全市を挙げてさらにSDGsに取り組むべく、市民の方への普及啓発イベントを企画していました。
講演形式ではなく体験型で学べるものを全国から公募し、株式会社IKUSAの「SDGsアドベンチャー」を選定していただきました。
親子での新しい学びにあふれた当日の様子
会場は延岡市役所講堂で、以下の5つのブースが参加者のみなさまを出迎えました。
- ポイポイ島
- つみつみ島
- ロゼット島
- フィッシング島
- フェアトレード島
まずは受付でスタンプカードを受け取って冒険がスタート!島ごとにスタンプを押してもらえます。
ポイポイ島では、ごみの分別が学べます。ボールプールに散りばめられたペットボトル、ビン、アルミ缶などのイラストの入ったボールを見つけ出し、何に生まれ変わるかを想像して、Yシャツや自動車などのイラストが入った箱に入れていきます。
制限時間内にゴミをどれだけ分別できるかな?
つみつみ島では、友達と協力し、全ての島に「ひらめきブロック」と「お金ブロック」が行き渡るように組み合わせます。ゲームを通じて、協力する大切さが学べます。
ロゼット島では、いつもごみとして捨ててしまう「ペットボトルのキャップ」と「布の切れ端」でロゼット(ブローチ)を作りました。捨てる前に「何かに生まれ変わらないかな?」と考えるきっかけに。
人気No.1だったのはフィッシング島!釣りを楽しめるゲームで、よく見るとお魚ではなくごみが混ざっています。おいしいお魚やきれいな海はどう守ればいいか、考えてみましょう。
会場で一際目を引くフェアトレード島。平等な取引を示すフェアトレードマークが、迷路の中に隠れています。
発見!全部でいくつあるのかな?頑張って探してみよう。
島を3つ以上まわってスタンプを集められたら、探検家の証として缶バッジが作れます。
当日の感想
- 子どもも自分で考えることができるイベント
- 早い頃からSDGsに触れる機会があるのはとても良いことだと思った
- 今回教えてもらったことを生活に取り入れていきたい
- どのコーナーも工夫や個性があって面白かった
- 環境について考えるきっかけになった
アンケートでは上記のようなお声を寄せていただき、参加者の7割以上が「新しい学びがたくさんあった」と実感できるイベントとなりました。さらに9割以上の方に「また参加したい」とご好評いただきました。
【ご担当者様インタビュー】遊びを通して学べるコンテンツを探していた
ーー先日はご開催ありがとうございました!改めて、イベントについてお伺いできればと思います。
体験型のコンテンツを探していたとのことですが、どうして講演式ではなく「体験型」を探していたのでしょうか。
(戸髙様)
「SDGsはとっつきにくい」という市民の皆さまの声があって、どのように普及啓発していくべきか検討していました。調べるなかで「学びの最初の段階では、講義形式より体験形式の方が自分ごととして捉えてもらいやすくなる」と知りました。
特に今回は小さい子どもを対象としていたので、遊びを通して学べることをポイントに企画を進めました。
ーー私たちが普段から目指している「体験で入口をつくる」に、まさに合致してのことだったのですね。
今回は公募形式だったとのことですが、その中から「SDGsアドベンチャー」を選んでいただいた決め手はなんだったのでしょうか。
(戸髙様)
審査にあたっては、延岡市の描く未来都市の在り方や目的への理解度、希望スケジュールで対応してもらえるか、実績や金額……さまざまな基準を用意していましたが、「プログラムの楽しさやバリエーション」をもっとも重視して選考を進め、決めさせていただきました。
作り込まれた世界観で1日楽しんでもらえた
ーー当日、ご参加した方の様子はいかがでしたか?
(戸髙様)
私たちは子ども向けのSDGsイベントが初めてで、開催する前はどんな反応が得られるか想像できませんでした。しかし、当日は予想以上に楽しそうな子どもたちの姿を見ることができました!
親御さんがヘトヘトになるくらい、子どもたちは1日楽しんでくれたようです。
ワクワクするような装飾、冒険を連想するBGMでの雰囲気づくりが、場をより盛り上げていたように思います。スタッフの方も探検隊のような服装をしていましたね。当日は客足が途絶えることがなく大変だったと思いますが、常に明るいしゃべりと表情で“プロの接客”をしてくれました。
子どもが楽しく挑戦できるような工夫もしてくれて。「フィッシング島」では、子どもたちのチャレンジ精神を刺激するような声かけで、とても盛り上がっていました!
イベント後に子どもがフェアトレードマークを探すようになった
(戸髙様)
開催後のアンケートが200件近く集まって、ポジティブな感想が多く寄せられました。「楽しかった」という感想の中にも、「生活を見直そうと思った」「ゲーム後の振り返りで、何が大切か教えてもらえて勉強になった」などさまざまな声がありました。
また、未就学児に対する配慮がきちんとあり、プログラムのボリューム感がちょうどよく、回りやすかったとの声もいただいています。
イベント参加後、子どもがスーパーでフェアトレードマークを探すようになったという話もありました!マークの持つ意味全ては伝わっていないかもしれないけど、「このマークがあるといい」という認識は持ってもらえたんじゃないかなと思っています。
ーーお子さんにそんな変化が生まれていたのですね!それでは今回のイベントの目的は達成できたでしょうか?
(戸髙様)
達成できました!「体験を通して楽しく学ぶ」ことに加えて、SDGsは難しいことではなく、自分のできることから始められると気づくきっかけづくりになったと思います。
今回は小さい子どもたちが対象でしたが、親御さんも勉強になったという声もあり、その点は思った以上の結果でした。120点でいいと思います!
ーーありがとうございます!
本気で“遊ぶ”を考えて、みんなを笑顔にしてくれる
ーー今回のイベントを開催して、IKUSAはどのような会社だと感じましたか?
(戸髙様)
本気で“遊ぶ”を考えて、みんなを笑顔にしてくれる。そんな会社だと思います。
ーーまさに弊社が目指していることを感じていただけて光栄です!ありがとうございます。
これからもSDGsに関するイベントを続けられていくのでしょうか?
(戸髙様)
はい、年齢や国籍など多様な市民の方に集まってもらっての意見交換イベントなどを予定しています。市内の取り組みをまとめたポータルサイトの作成のほか、SDGsを切り口にした人材育成も考えており、IKUSAさんの「SDGsビジネスゲーム ワールドリーダーズ」にも興味があります。
今回のイベントで、また来たいという感想が多かったので、そんな方が楽しめる新しいコンテンツもIKUSAさんには期待しています!ご当地ブースや、地元企業、歴史と紐付けられるようなイベントも面白いと思います。
ーーありがとうございます!これからもぜひ力になっていければと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします!
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今回のように、親子でSDGsに触れるきっかけづくりとして、「SDGsアドベンチャー」は最適です。株式会社IKUSAでは、参加者が本気で楽しめる世界観づくりやプログラムづくりに力を入れています。
SDGsを身近に感じてもらえるようなイベントをご検討されている方は、ぜひお気軽にIKUSAまでお問い合わせください。
SDGsアドベンチャー
SDGsアドベンチャーとは、体験を通じてSDGsを学べるワークショップです。世界を大冒険!SDGsアドベンチャーというテーマのもと、いくつかの島に見立てたワークショップを体験してもらいます。全ての島をクリアすると、SDGs缶バッチを受け取ることが出来ます。
この記事を書いた人
SDGsコンパス編集部
SDGsコンパスは、SDGsに踏み出したい企業や自治体様の「はじめの一歩」を後押しするメディアです。SDGsの目標やSDGsの導入方法などのお役立ち情報を発信していきます。