穴吹エンタープライズ株式会社様に防災運動会をご利用いただきました!
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- 防災運動会
目 的 | スタッフの防災意識向上 |
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対 象 | スタッフ |
時 間 | 2〜3時間 |
人 数 | 約40名 |
業 種 | ホテル スポーツ・フィットネス・ヘルス関連施設/外食・レストラン・フードサービス/ブライダル・冠婚葬祭/芸能・芸術 |
2019年9月4日、香川県の総合運動公園にて、防災運動会が開催されました。
本記事では、その様子をお伝えしてまいります。
防災運動会とは
防災運動会は、防災にまつわる競技を通して、防災の5つのフェーズを一度に体験できる運動会です。
「防災」と、誰でもなじみの深い「運動会」をかけ合わせることで、楽しく防災を学べるイベントとなっています。
防災運動会の種目やタイムスケジュールなどはこちらをご覧ください
導入の背景
今回防災運動会を導入いただいたのは穴吹エンタープライズ株式会社様。香川県高松市に拠点を置く、ホテル事業やスポーツ健康増進事業サービスエリア事業を営む企業です。
本イベントの導入にいたった目的は下記のようなものでした。
スタッフの防災意識を高めたい
穴吹エンタープライズ社様では、指定管理で受け持っている公共施設が多くあります。そのため、ホテルを始め多くの施設を管理する非常時のスタッフ教育の意味合いもこめ、今回の防災運動会を開催することとなりました。
ISO22301を取得し、定期的な防災訓練の実施をする先駆けとして興味を持った
ISO 22301とは事業継続マネジメントシステムのことです。
企業は、多くの他の企業やコミュニティと関わりながら成り立っています。そのため、災害による事業の中断は、多くのステークホルダーに影響をもたらすことになります。
従来の「人命保護、資産保護」のみを目的とした防災対策ではなく、「重要な製品及びサービスの継続」も重要であり、事業を支える活動を継続する、もしくはできるだけ早期に復旧することが企業に求められています。
ISO22301を取得した穴吹エンタープライズ社様は、事業継続のために、ハード面での対策だけでなく、人の教育といった側面にも着目しているそうです。そのような流れの中で、定期的な防災訓練の先駆けとして、防災運動会をお選びいただきました。
楽しく防災を学べるというところに魅力を感じた
防災は「やらなくてはいけない」ものと皆思ってはいますが、きっかけや「やりたい」という気持ちがなければ、なかなか積極的に取り組めません。防災運動会の、楽しく防災知識を学びながらチームビルディングが可能というポイントが導入の決め手となりました。
実際の様子
それでは、防災運動会当日の様子をお伝えしていきます。
開会式
当日は運動会にぴったりの良いお天気!
専属の防災MCによる進行のもと、開会式がスタートです。
開会宣言ののち、怪我をしないように、全員でしっかり準備運動をします。
第1種目:防災クイズラリー
最初の種目は、防災クイズラリー!
この種目では、防災の「事前準備」について学ぶことができます。
防災に関するクイズが出題され、正しいと思う番号のもとに移動していきます。
正解を選んだ人数に応じてチームにポイントが加算されます。
問題の中では、香川の避難所にまつわるものも!
地域や企業の特性に合わせた問題をカスタマイズできるのも、防災運動会の特徴の一つです。
第2種目:災害脱出救済リレー
お次の種目は、災害脱出救済リレー!
この種目では、災害発生直後~24時間以内のフェーズを体感できます。
いわゆる障害物リレーのようなものですが、普通の運動会と異なるのは、防災に関するミッションを次々にクリアしなければいけない点です。
また、バトンの代わりに、防災バッグを使用しました。
今回は3つのミッションがありました。
新聞紙スリッパ作り
防災リュックの中に入っている新聞紙でスリッパを折って、瓦礫に見立てたイボイボロードの上を歩きます。
しっかり折り目をつけないと、途中で脱げてしまうことも。
スピーディーかつ丁寧にスリッパを作ることが勝負のカギです。
この新聞紙スリッパは、靴がない緊急時に足を保護する道具として、実際に熊本地震でも使用されました。
このミッションを通して、現場で役に立つ知識を、実際に自分で体験することができます。
水消火器射的
2つ目のミッションは、訓練用の水消火器を使って的を倒す、水消火器射的です。
緊急時に素早く、正しく消火器を使えるかを試すことができます。
的までは距離があり、なかなかすぐには倒れてくれません。
見た目もインパクトがあるので、応援席も盛り上がるミッションとなりました!
心配蘇生
災害時に最優先すべきは自分の命ですが、指定管理で受け持つ公共施設が多いという穴吹エンタープライズ社様の特徴もあり、今回は人命救助に関わる心配蘇生をラストミッションとして組み込ませていただきました。
心配蘇生は、ただやみくもに心臓を押すだけでは成功しません。適切な力でリズム良く押すことで、ミッションクリアとなります。
第3種目:防災借り物競争
防災運動会も折り返し!お次の競技は、防災借り物競争です。
この種目は、災害発生後24時間~72時間以内のフェーズを想定したものとなっています。
参加者は3人1組のチームとなります。そのうち1名は、与えられたお題(足を骨折した、トイレに行けない、など、災害時に起こりうるトラブル)を、走って仲間に伝達します。
お題を聞いたチームメンバーは、物品ゾーンにある物品の中から、お題を解決できそうなものを選び、処置を施します。
3人1組でゴールまでたどり着いたら、1位から順に、施した処置について解説を行います。回答の内容によって、最終的な順位が変動していきます。
各チームの発表の後は、審判による解説がついています。
自らの頭で試行錯誤した後に正しい答えを知ることで、知識が定着しやすくなります。
第4種目:避難所ジェスチャーゲーム
最後の種目は、避難所ジェスチャーゲーム!
この種目は、災害発生後の避難所生活をイメージしています。
参加者はジェスチャーをする側とされる側に分かれます。ジェスチャーをする側は、避難所にいる想定で、手元の物品リストを確認するのですが、生活に必要な物品が不足しています。そのため、反対側にいる仲間に向かってジェスチャーを行い、必要な物品を持ってきてもらう必要があるのです。
エンターテインメント要素も強いこの競技、大盛り上がりでございました!
そして最後には、災害時に必要な「共助」を実感できる仕掛けも。
楽しみながら、助け合いの大切さを学ぶことのできる競技です。
閉会式
全ての競技が終わり、閉会式です!
優勝チームが発表され、景品が授与されました。
3時間にわたる防災運動会、お疲れ様でした!
参加者の声
参加者の皆さんの声をご紹介します。
・突然災害はおこるもの、今回は楽しく学ぶことができました
・日々、防災の経験を積むことが難しいので、救済リレーで自分にないアイディアや経験ができた。
・なかなか大人数で防災に取り組むことはないけど始めて合ったメンバーとも防災意識を高めることができた
防災運動会の5つの特徴
楽しみながら防災を学べる
避難訓練や防災のセミナーを開催しても、なかなか人が集まらないことも…。防災運動会は、「遊び」のプロフェッショナルが手がける新しい運動会。楽しさと学びを両立した防災イベントを開催できます。
5つのフェーズを一度に体感!
防災運動会は、災害発生前の事前準備から生活再建までの防災の5つのフェーズを、一度に体験することができます。競技を通して災害のフェーズが進んでいくので、災害のどの段階でどんな事態が発生しうるかを、イメージしやすくなります。
幅広い年代が楽しめる
「運動会」と聞くと運動が得意な人や若者ばかりが活躍するというイメージがありませんか?
防災運動会には、運動能力や体力はほとんど関係ありません。年代や性別にかかわらず老若男女が一緒に楽しめる運動会となっているので、企業様のレクリエーションにおすすめです。
地域や企業に合わせたカスタマイズが可能
地域によって起こりやすい災害は異なるもの。また、地形や気候の特性によって、とるべき対策も様々です。
防災運動会は、その土地にあった競技を提案させていただきます。
オンラインでも実施できる
「コロナ禍で、人が集まる運動会を行うのはためらわれる…でも防災意識を高められる社内イベントをしたい!」そんな方向けに、完全オンラインで実施可能なサービス、「おうち防災運動会」を開発しました。
ビデオチャットツールを用いて、オンラインならではの防災運動会を行えます。
詳しくはこちらをご覧ください。
まとめ
今回は、香川県にて行われた、穴吹エンタープライズ株式会社様の防災運動会の様子をお伝えしました!
防災運動会は、日本全国どこでも開催可能です。
ご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください!
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この記事を書いた人
JJ
あそびの会社、株式会社IKUSAのマーケター。「あそびの力で社会課題を解決する」という目標を掲げ、企業や自治体、商業施設へ「あそび」を届ける仕事をしています。