【事例紹介】 労働組合のチームビルディング・関係構築を目的としてSDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」を実施
- 企業
- ワールドリーダーズ
| 目 的 | チームビルディング |
|---|---|
| 対 象 | 労働組合員 |
| 時 間 | 3時間 |
| 人 数 | 28名 |
| 業 種 | 家電量販店チェーン |
こんにちは、株式会社IKUSAで主に記事制作を担当しているユーキです！
2023年4月、ケーズホールディングスユニオン様の懇親イベントにて、 SDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」をご利用いただきました。
本記事では、 懇親イベントの様子と参加者アンケートの結果をご紹介します！SDGsイベントの相談をする
目次
SDGsに関する学びとチームビルディングを両立
今回は、何か困ったことがあった際に相談ができる関係性の構築を目的として、SDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」をご利用いただきました。
30～40代のご参加者が多く、初対面の方が多いという背景もあり、戦略を練ったり交渉をしたりしてコミュニケーションが促進され、SDGsやビジネスに関する学びもあることがSDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」をお選びいただいた背景です。
ケーズホールディングスユニオン様
ケーズホールディングスユニオン様は、家電専門店「ケーズデンキ」を全国に550店舗以上、展開している株式会社ケーズホールディングスで働くメンバーで構成された労働組合です。
現場の声を会社に届け、さまざまな課題を解決することでより良い職場環境を築き、生産性と労働条件の向上をはかる役割を担っています。
公式サイト：ケーズホールディングスユニオン
SDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」とは
SDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」は、SDGsに関する取り組みと企業経営を疑似体験できるゲームです。3～6名のチームが1つの企業として戦略を立て、労働力と資本を使って利益の多さ を競います。
昨今の社会では、企業として単に利益を追求するだけでは取り残されてしまう可能性があります。企業が成長していくためには、経済だけでなく、社会や環境にも目を向けることが重要です。
各チームは長期的な利益を生むためにさまざまな要素を考慮し、交渉や駆け引きをおこないます。カードゲームとしての面白さだけでなく、実践的でリアルな経営を疑似体験できることが特徴です。
ルール説明や進行は専門のMCが担当
まずはMCがルール説明をおこないます。
今回はチュートリアルと第1ターンを兼ねる形で、ご参加者の皆さまに実際に手を動かしていただきました。
第1ターン、まずは配当や事業の種類などを確認
まずは各チームに「情報・調査カード」、「労働力」、「資金」を配布します。
また、事業カードもランダムで各チームに複数枚配られます。事業カードには環境・経済・社会の値が書かれており、それらを考慮して事業を選択することが重要です。
戦略に悩んだ際にはディーラーに相談可能
戦略を立てる際には、労働力や資金を使ってどの事業を進めていくかを主に話し合います。 悩んだ際やルール確認がしたい場合にはディーラー（運営スタッフ）に相談することが可能です。
資金と労働力を消費することで事業が成立する
戦略を立て、方針が決まったら、事業カードを場に出して設立に必要な資金と労働力を消費します。報酬をもらい、人件費を支払うことができれば事業成立となります。
タブレットで全チームの事業・環境値を確認
事業が成立すると、各チームに用意されたタブレットで全チームの事業内容と環境合計値を確認することができます。 環境合計値が一定の値になると地球が滅亡して全チームが敗退してしまいますし、企業として成長するための事業選択をする上でも重要なポイントになるため、こまめに値を確認する必要があります。
環境に配慮しない・あくどい選択をするチームの動向
今回は、「環境に配慮しない林業」や「あくどい不動産業」など、環境に配慮しない・あくどい選択に徹底するチームがありました。
事業カードにはさまざまな種類があり、環境や社会に配慮しない事業を選択することもできます。
各チームの事業がSDGsに配慮しているかどうかは、「情報・調査カード」をディーラーに渡すと知ることができます。その情報をもとに、他チームとさまざまな交渉をおこなうことで、勝利に近づくことができます。
ターン終了後にはイベントが発生
第1ターンが終了すると、イベント「経済成長期」が発生しました。
ターンとターンの間にイベントが発生し、各チームにはそれに応じた対応が求められます。
展開のカギを握る偵察と交渉
イベントが発生した際には、他チームの偵察をおこなうご参加者が多く見られました。
偵察をして情報を集めることができたら、他チームの希望に合いそうな事業カードや労働力を用意して交渉に向かいます。
自信満々な様子で他チームに事業をアピールする方や、持ってきた事業カードをもう一度じっくりと確認してから慎重に交換を持ちかけている方など、戦略や駆け引きが見られました。
参加者の皆さんは全てのターンが終了するまで粘り強く、他のチームの様子を伺ったりチームメンバーと真剣に話し合ったりしていました。
【結果発表】あくどい事業を徹底したチームが2位！
全てのターンが終了したあと、結果発表がおこなわれました。
結果発表の時点で、各チームの環境・社会・経済の値に応じて資金ボーナスが与えられます。資金ボーナスは大きく、順位が大きく変動する可能性もあります。
今回は、 環境や社会に配慮せず、利益のみを追求したチームが2位になりました。
環境や社会に配慮する必要がないのかというと、そうではありません。今回は、他チームが環境や社会を重視するあまり、利益についておろそかにしてしまったことが要因の1つです。
SDGsに取り組み、持続可能な社会を目指すためには、企業が利益を上げ、成長していくことも重要です。
SDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」で勝利するためには、実際の企業と同様に「SDGsと利益の両立」が求められます。
ケーズホールディングスユニオン様からの評価・アンケート結果
▼評価（満足度・熱中度）
満足度と熱中度はともに100%と、高い評価をいただきました。
▼コメント
- ゲームが予想よりも遥かに面白く、盛り上がりました。
- 周りの人とコミュニケーションも取れて、SDGSを学べたところがよかったです。
- 初対面の方ばかりで話せるか心配でしたが、話し合いという形で意見をそれぞれ発する場が持てて通常の情報交換会よりも時間がすぎるのが早く感じた。
- 知らない方とも色々とお話しができ、和気あいあいと今後の方針を決めていける事ができてとてもコミュニケーションが促進されるゲームだと思います。環境や社会、経済のことも学べ子どもたちにもおすすめしたいと思いました。
- 大変楽しく、講座という方法ではなく、ゲームとして行えたため、あっという間に時間も過ぎ、楽しく学ぶことができました。
- 他チームと競い合う形式でしたので、勝ちたい気持ちで没入感をもって取り組めました。
- 引いた手札の運等あると思うがチームそれぞれの方向性があって面白く、他チームの経営を見ることで気づきも得られてよかったです。
- ターンを重ねる度に、いろんな側面から考えられるようになり、とても熱中しました。
大変ご好評をいただき、たくさんのありがたいコメントをいただくことができました。
アンケートにご協力いただき誠にありがとうございます。
SDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」は、企業や労働組合などにご好評をいただいているSDGsカードゲームです。
SDGsやビジネスについて学び、ビジネススキルの向上やコミュニケーション活性化などにもつながります。
チームビルディングや関係構築につながる研修・イベントサービスをお探しの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ワールドリーダーズ
企業のためにつくられた企業経営を体験できるSDGsビジネスゲームです。各チームは企業として戦略を立て、労働力や資本を使って利益を競います。ただし、利益を追求するだけでは次第に企業としての価値を向上させることが難しくなります。長期的な利益を生むため、各チームは環境や社会など様々な要素を考慮し、最終的に多くの資金を稼いだチームの勝利です。SDGsにおける企業の役割を学ぶだけでなく、戦略思考や情報共有、駆け引き、チームビルディングなどさまざまなことを体験できます。
この記事を書いた人
ユーキ
ミステリー小説を書くことや脱出ゲームをすることが好きなアマチュアサックス奏者。
年間1000件以上の遊びのイベントを運営するIKUSAでライターのインターンをしながら、書店員としても働いています。
沢山の人々の興味を惹く記事や小説を書くことを目標に、日々精進しています。
