【インタビュー】「防災運動会」を実施いただいた創作株式会社様に感想を伺いました
- 企業
- 防災運動会
目 的 | 防災意識向上 |
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対 象 | 社員 |
時 間 | 半日程度 |
人 数 | 約20名 |
業 種 | 採用・育成支援など |
2024年3月23日(土)、創作株式会社様の合宿にて「防災運動会」を実施いただきました。
「あそび防災プロジェクト」の1つである「防災運動会」は、身体を動かすアクティビティの中に防災知識を取り入れた新しい運動会です。
運動会としての楽しさを残しながらも、災害時に必要となる「自分が助かる、他人を助けられる」知識を習得できます。また、身体を動かしながらチームで取り組むため、チームビルディングに適しています。
この記事では、創作株式会社の取締役副代表/プランナー 平野 佑様に伺った感想とともに、「防災運動会」を実施いただいた背景や当日の様子を紹介します。
目次
「防災」をイベントでどのように学習できるのか体験したかった
――創作株式会社様の事業内容について教えてください。
当社では、「ビジネスシミュレーション」というゲーム形式のグループワークコンテンツを通して、採用や育成・インターンシップの支援を手がけています。
――今回「防災運動会」を実施いただいた背景について教えてください。
当社はリモートワークが中心ということもあり、防災に関する取り組みは、あまり行えていませんでした。
「防災」という真面目なテーマを、身体性の高いイベントを通じてどのように学習につなげるのか、興味・関心があったというのが理由の1つです。
当社もゲーミフィケーションを通じて採用・研修の支援をしていますが、テーブルを囲んでじっくり取り組むものが主です。身体を使うIKUSAのゲーミフィケーションがどのようなものか気になりました。
もう1つの理由は、リモートワークが多い中で、楽しくチームビルディングをしたかったということです。今回合宿中に実施できるアクティビティを探していたのですが、半日程度でできるコンテンツは意外と多くありませんでした。
検索をしてIKUSAさんのHPに辿り着き、あそびと学びを結び付けたコンテンツを提供していることは知っていたため詳しく調べたところ、所要時間的にも丁度良く、楽しみながら学べる「防災運動会」を見つけました。
「防災運動会」は「防災士」の資格保有者が作成していて、テーマに向き合っている点にも共感を覚えました。「ファンとリアルとシンプルさ」のバランスが良さそうだと感じたのです。
真面目なテーマでも皆が前のめりになって参加していた
――「防災運動会」実施当日は4種目を行いましたが、参加者の方々の様子はいかがでしたか?
交流の要素もあり、終始楽しそうに参加していた印象がありました。思いのほか最初に行った「防災ウルトラクイズ」が難しく、手こずっていましたね。
――個人の防災知識を確かめることを目的とした「防災ウルトラクイズ」は、防災に関する3択クイズに答える種目でした。
「こうだと思っていた」「わかっているつもりだったのに……!」という声が多く上がりました。当たり前のことでも、意外と間違って理解しているという気づきがありました。
――2種目目は、災害発生時の避難を想定した「災害脱出救済リレー」を行いました。まずは自分の安全を確保し、その後危険な場所を突破。最後に倒れている人を助け、避難場所まで連れて行く状況を再現した、3つの障害物が待ち受けています。
――リレーでは、災害救助のための心臓マッサージも体験しました。
メトロノームのテンポに合わせ、正しく心臓マッサージを行うには体力が必要で、運動不足を感じている参加者たちは息が上がっていました。
――3種目の「救済物資ジェスチャーゲーム」は、避難所で必要な物資をジェスチャーで表現するゲームです。できるだけ体力の消耗を防いだり、言語が通じない相手とコミュニケーションをとったりする訓練になりました。
たくさんの物資の選択肢の中から正解を当てるために、いかに相手にわかりやすく身体で表現できるかがカギとなりましたね。
――4種目に行った「防災借り物競争」は、チームのうち1名が救護者、残りのメンバーが救助者となり、応急処置をするゲームです。
冷静になればわかることも、競争となると焦ってできないことがわかり、学びになったと思います。
全ての種目に対して、参加者たちは前のめりになりながら、積極的に参加していました。
――実施後の参加者の方々の反応について教えてください。
運動会らしくリレーをしながら、老若男女問わず楽しく取り組めていると感じました。普段身体を動かす機会が少ないため、運動も行えて良かったと思います。
また、座学では得られない、学びや気づきがあると感じました。
アクティビティを通じて防災への問題意識が芽生えた
――「防災運動会」の実施後、当初の目的は達成できましたか?
チームビルディングやコミュニケーションを図るといった目的は、おおむね達成できました。過去にもさまざまなアクティビティを行ってきましたが、楽しみや発見はあれど相互理解やチームとしての意識の醸成にはつながっていませんでした。
今回の「防災運動会」では、普段得られないチームとしての体験が得られたと思います。また、運営をお任せすることで、全員が当事者として参加できた点も良かったです。
「学習」という観点からも、防災に関心を持った人が多かった印象です。特にコアメンバーを中心に、改めて防災についての仕組みを整えるべきだと、問題意識が芽生えたのは大きな変化かと思います。全体的に「防災」に対する意識の改善につながりました。
IKUSAは誠実に「あそび」に向き合っている会社
――最後に、IKUSAはどんな会社だと感じられましたか?
「会社があそびを活かせるように、誠実にあそびに向き合っている会社」だと思います。
――あそびでさまざまな課題の解決を目指す「あそび総合カンパニー」として、とても嬉しいお言葉です。本日は誠にありがとうございました。
今回、あそび防災プロジェクトの「防災運動会」を実施いただいた創作株式会社様に感想を伺いました。
参加者がゲームを楽しみながら、座学では得られない学びや気づきを得られた点や、話しやすい環境づくりに有効であった点を評価いただきました。
「防災運動会」は、「運動会」という身体を動かすイベントと「防災」をかけ合わせることで、運動不足になりがちな現代社会において運動の要素を適度に含みながら、頭を使い楽しく知識を身につけられます。
「防災運動会」をはじめとする「あそび防災プロジェクト」は「楽しく参加できる防災イベントを行いたい」「社員の防災意識の向上を目指したい」といったニーズに対応しています。企業運動会やレクリエーションにも最適です! 興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
この記事を書いた人
SDGsコンパス編集部
SDGsコンパスは、SDGsに踏み出したい企業や自治体様の「はじめの一歩」を後押しするメディアです。SDGsの目標やSDGsの導入方法などのお役立ち情報を発信していきます。