SDGs用語集

アジェンダ21

アジェンダ21とは、1992年にリオデジャネイロで開催された地球サミット(国連環境開発会議)で採択された、環境分野での国際的な取り組みに関する行動計画です。

オゾン層の破壊、地球温暖化、熱帯林の破壊や生物多様性の喪失などの環境問題が深刻化し、世界が一つになって早急に対応する必要性が高まったことを受けて、アジェンダ21が採択されました。

採択されて5年後の1997年には、ニューヨークの国連本部で開催された国連環境開発特別総会(UNGASS)にて「アジェンダ21の一層の実施のための計画」が採択されました。

 

アジェンダ21は、それまでの持続不可能な経済成長モデルから、環境資源を保護・更新させる経済成長モデルへと世界を動かすものです。具体的には、大気の保護、森林破壊や砂漠化への対応、大気・水質汚染の防止、生物多様性の保全、有害物質の安全管理などが、行動計画として含まれています。

 

また、アジェンダ21では、開発途上国における貧困や、持続不可能な生産・消費スタイル、人口問題など、環境に悪影響を与えるさまざまな要素についても取り上げています。環境問題だけでなく、環境問題を引き起こしている構造から変え、持続可能な開発の達成に貢献するための行動計画がアジェンダ21です。