SDGs用語集

国際連合

国際連合は「国連」とも略され、第二次世界大戦を防げなかった国際連盟の反省を踏まえて、1945年に51か国の加盟国によって設立されました。日本は80番目の加盟国として1956年に加盟しており、現在の加盟国は193か国にものぼります(2022年10月時点)。

国連で用いられる公用語は、英語、フランス語、中国語、ロシア語、スペイン語、アラビア語の6か国語です。

 

国連には、以下の4つの目的があります。

  • 国際の平和と安全を維持すること
  • 国家間の友好関係を育てること
  • 国際問題の解決と人権尊重の促進に協力すること
  • 各国の行動を調和させるための中心的役割となること

 

国連は政府ではないため法律は作りません。しかし、国際紛争の解決を助けたり、政策を決めたりするための手段を提供しています。このような取り組みには、WHO(世界保健機関)やFAO(国連食糧農業機関)をはじめとする専門機関や、数多くの計画・基金、各種機関からなる「国連システム」が協力しています。

 

また、国連は、加盟国の権利や義務、国連の主要機関や手続きを「国際連合憲章」として定めており、加盟国の主権平等から武力行使の禁止など国際関係の主要原則を成文化しています。