SDGs用語集
SDGs実施指針
SDGs実施指針とは、日本政府の全閣僚を構成員とする「SDGs推進本部」によって、2016年12月に策定された、日本政府がSDGsに取り組むための指針です。「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」(以下、「2030アジェンダ」)で示された課題から、日本において特に優先して取り組むべき「8つの優先課題」を挙げ、優先課題に取り組むための5つの主要原則を提示しています。
各優先課題に取り組むための具体的な施策などは、SDGs推進本部にて毎年策定される「アクションプラン」に記載され、具体的な施策の予算額なども含めて、SDGs への貢献を「見える化」しています。
また、SDGs実施指針では、SDGsの推進に向けた体制についても、細かく提示されており、政府の実施体制を整えることや、SDGsの主流化をはかること、ステークホルダーと連携をとることなどが記載されています。
SDGs実施指針は、2016年の策定から3年が経った2019年12月に改訂されています。気候変動や貧困・格差の拡大など、新たな課題やさらに深刻化した課題が生まれており、SDGsを巡る状況が当時と大きく変化したことを踏まえて、それらの課題に対して成果を上げるためにも、より時代に即した形に実施指針が改定されました。