SDGsを学べる研修サービス21選!研修シーン別に紹介
企業や自治体、教育機関がさまざまな取り組みを行っているSDGs。ただなかには、SDGsについての基礎知識がないために、何をしたらいいかわからないでいるところもあります。そんなときには、SDGsに関する研修を行うのがおすすめです。研修内容をゼロから企画する時間や余裕がなければ、専門のサービスを利用するのがいいでしょう。
この記事では、研修のタイプや対象者別におすすめのSDGs研修サービスを紹介しました。ニーズに合ったものを探してみてください。
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目次
そもそもSDGsとは
SDGsは「エスディージーズ」と読み、日本語にすると「持続可能な開発目標」になります。持続可能とは、「地球の自然や資源を今の世代で使い切ることなく、先の世代にも引き継いでいく」という意味です。
現在、地球上には気候が大きく変わったり、貧しさに苦しむ人が増えたりなど、さまざまな問題があふれています。この状況がもっとひどくなれば、人類は地球で暮らしていけなくなってしまうでしょう。
そうなる前に、世界中の人々が協力して、地球上にある問題を解決していこうと動き出しました。そのために立てられた目標が、「SDGs(持続可能な開発目標)」なのです。
上記の図を、さまざまな場所で見かけたことはありませんか? SDGs(持続可能な開発目標)として立てられた17の目標が、ピクトグラムとともにわかりやすく示されています。2030年までに持続可能な社会を実現するために、これらの目標に向けて国や自治体、企業、個人それぞれの立場から取り組んでいく必要があるのです。
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SDGsについての研修を行うメリット
関係者や社員を集めて、SDGsをテーマとする研修を行うことには、以下のようなメリットがあります。
- SDGsについての理解が深まる
- SDGsのビジネスとの関係性や重要性を社内に広められる
- ビジネスや政策へ結びつけるアイデアが生まれやすくなる
- これからのSDGsを中心となって担う人材(子ども)を育成するきっかけになる
SDGsについて詳しく学ぶことで、SDGsが地球や自分たちの暮らしにとっていかに重要であるかを知ることができます。また、企業や自治体では、「自分たちのビジネス(政策)と、SDGsの○番の目標を関連付けられるのでは?」といったアイデアも出やすくなるでしょう。教育現場においては、目標達成の期限である2030年に社会を担っていく今の子どもたちに、SDGsの重要性を伝えるきっかけになります。
「SDGsウォッシュ」を防ぐ効果も
「SDGsウォッシュ」とは「見せかけのSDGs」を意味する言葉で、以下のような状態のことを指します。
- SDGsに関する取り組みを何もしていないにもかかわらず、取り組んでいるように見せかける
- 自分たちのSDGsへの取り組みを、実際よりも大きく見せかける
- 自分たちのSDGsへの取り組みについて、都合の良い面だけを公表する
SDGsへの関心が高まるなか、一度「SDGsウォッシュ」と見なされてしまえば、世間やステークホルダーからの信頼を失ってしまいます。取り組む側の知識不足によって、意図せずSDGsウォッシュになってしまう事態を避けるためにも、SDGsについての研修は有効です。
【企業・自治体向け】SDGsの研修サービス6選
ここでは、企業や自治体向けのSDGs研修サービスを6つ紹介します。
1. 株式会社IKUSA
株式会社IKUSAは、年間1000件以上の社内イベントや地域イベントなどの開催をサポートするイベント会社で、SDGsに関するサービスも提供しています。
以下で、それぞれのサービスの特徴を紹介します。
SDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」(企業向け)
ワールドリーダーズは、事業戦略の立案や交渉などを通じて企業経営を疑似体験できるSDGsビジネスゲームです。
策略を巡らせ、他チームと交渉しながら自チームの利益が大きくなるようにゲームを進めていきますが、環境や社会への影響についても考える必要があります。
利益と環境・社会への影響を両立することの大切さを学び、SDGsに対する興味・関心が高まることも期待できるため、社員の成長と企業のSDGs推進につながります。
ワールドリーダーズの資料をダウンロードするオンライン謎解きビジネスゲーム「ある惑星からのSOS」(企業向け)
ある惑星からのSOSは、チーム形式で行うオンライン謎解き脱出ゲームのサービスです。
同時に複数の謎に取り組んだり、発想力が求められる仕掛けがあったりするため、チームで協力する必要があるためコミュニケーション活性化やチームビルディングにつながります。
SDGsワークショップ「SDGsマッピング」(企業向け)
SDGsマッピングはウェディングケーキモデルを参考に、自社とSDGsのつながりを見つけるワークショップです。ワールドリーダーズやある惑星からのSOSのオプションサービスとして実施します。
事前にSDGsの基礎的な内容を学んでから行うためDGsに関する知識の定着を促し、SDGsについて深く考えることで興味・関心を高めます。
SDGsワークショップ「SDGsアドベンチャー」(自治体・商業施設向け)
SDGsアドベンチャーは、親子で参加できる体験型のSDGsワークショップです。
子どもにも身近なSDGsに関する取り組みを知ることでSDGsに対する興味・関心が高まることを期待できます。社会課題の解決につながる取り組みであり、集客効果もあるため、地域イベントや商業施設イベントで人気のサービスです。
SDGsアドベンチャーの資料をダウンロードする2. 一般社団法人シンク・ジ・アース
シンク・ジ・アースは「エコロジーとエコノミーの共存」をテーマに発足したNPO法人で、多くの企業・行政・教育機関・NPOと連携を取りながら、地球視野で物事を考えて行動できる人や企業を育てる活動をしています。その一環として、SDGsについての研修も提供しています。
シンク・ジ・アースの研修プログラムは、導入編と応用編の2ステップ構造になっており、『未来を変える目標 SDGsアイデアブック』という書籍を使って行われます。
導入編では、SDGsが設定されるまでの経緯や主要なキーワード、活動事例といった基礎的な内容を、講義形式で学びます。応用編は、企業や自治体にとっての個別の課題に焦点を当て、カスタマイズされます。
出典:Think the Earth | SDGs for School | 企業・自治体の方へ
3. 一般社団法人SDGs未来ラボ
SDGs未来ラボは、福岡を中心にSDGsに関する研修の提供やSDGs経営のサポートを行っている一般社団法人です。自治体をはじめ、中小企業・教育機関・個人を対象に、SDGs研修に特化したサービスを提供しています。
自治体向けには、対面にもオンラインにも対応した「SDGs入門研修」のほか、自治体の課題を洗い出して具体的な解決策を考える「SDGs未来構造(対面のみ)」や、SDGsに関する広報やイベント開催をサポートする「自治体でのSDGs推進サポート(対面・オンライン)」を行っています。
SDGsについて学ぶだけでなく、それを実践するためのサポートを受けられるため、より効果的な取り組みが行えるでしょう。
出典:自治体へのSDGs研修・SDGsサポート | SDGs経営とSDGs研修ならSDGs未来ラボ
4. 合同会社8
合同会社8は、企業や自治体向けに、SDGsの概念を誰でも楽しく体感的に学ぶことを目的とした活動を行っている会社です。事業内容は「SDGsを知る」「SDGsで改善する」「SDGsを実践する」「SDGsで伝える」の4段階に分かれており、研修はそのうちの「SDGsを知る」に含まれます。
研修は、経営者層・管理職・従業員それぞれに向けた座学型のSDGsセミナーと、前述のイマココラボが開発したカードゲーム「2030 SDGs」を使った体験型の2種類です。
研修でSDGsについて学んだ後は、「生産性向上プログラム」や「職場の環境改善プログラム」をテーマとするプログラムで環境を改善し、「SDGs企業内実践研修プログラム」でSDGsを実行していきます。実行した取り組みはプレスリリースやメディアなどを使って発信し、社内外に知らせていきます。
SDGsのための取り組みを総合的にサポートしてもらえます。
5. 株式会社ソトコト・プラネット
株式会社ソトコト・プラネットでは、SDGsをテーマとした講演やセミナー、ワークショップなどの幅広い活動を通じて、企業や自治体のサポートを行っています。その活動の1つに、「サスティナブルデザインスクール」があります。
サスティナブルデザインスクールとは、環境や地域社会に関するサスティナブル(持続可能な)事例を紹介しながら、各自治体での新しい生き方や可能性について考えるスクールです。
SDGsに関する知識を学ぶ一般的な研修とは色合いが違いますが、実際の例を知ることで学べることはたくさんあります。SDGsについて学ぶとともに、人材育成にもつながる研修プログラムといえます。
6. 株式会社サーベイリサーチセンター
株式会社サーベイリサーチセンターは名前の通り、さまざまな調査をメインで行っている会社です。さまざまな業界のリサーチをするなかで、間接的なものも含めれば、SDGsの17の目標すべてにアプローチしています。
SDGsに取り組む際には、「SDGsを理解する」「優先課題を設定する」「目標を設定する」「経営に統合する」「報告とコミュニケーションを行う」という5つのステップを踏むことが重要といわれています。同社の自治体職員向け研修では、SDGs誕生の背景から、17の目標の関連性などを学ぶことができ、最初のステップである「SDGsを理解する」に役立ちます。研修は1回2時間ほどと短いため参加しやすいでしょう。
研修がメインの会社ではありませんが、SDGsに対する幅広い取り組みから得たノウハウを生かした研修が強みです。
【企業・自治体向け】講演・セミナー型のSDGs研修サービス5選
専門家などを講師として招いて、話を聞くのが「講演・セミナー型」の研修です。ここでは、企業向けの講演・セミナー型のSDGs研修サービスを5つ紹介します。
7. 講演依頼.com
講演依頼.comは株式会社ペルソンが運営する、講演会やセミナーへの講師の紹介や派遣を行うサービスです。
ライフスタイル・政治経済・ビジネス・環境科学・芸能・スポーツなど、幅広いジャンルの講演・セミナーに対応できます。講師は、橋下徹(元大阪府知事)・中野信子(脳科学者)・古田敦也(元ヤクルトスワローズ監督)といった有名人や、気象予報士・弁護士・作家・大学教授などの専門家ばかりです。
SDGsについても、基本的な知識を教えるものから、ビジネス・自然環境・地域活性など分野に特化したものまで、レベルや目的にあった講演が可能です。なお、オンライン講演にも対応しています。
出典:SDGs(持続可能な開発目標)特集 | 講演会・セミナーの講師紹介なら講演依頼.com
8. TBS CASTING
TBS CASTINGは、TBSグループのTBSスパークルが運営するキャスティングサイトです。テレビやラジオなどに出演する人材の、提案やキャスティングを行っています。
テレビやラジオ、新聞や雑誌などで活躍している各業界の著名人を派遣できることが特徴です。
SDGsの17の目標それぞれに講師がカテゴリ分けされているため、「すでに自社で取り組むべき目標が決まっている」といった企業におすすめです。講師のラインナップを見てみると、たとえば「2.飢餓をゼロに」の講師に料理研究家のコウケンテツ、「4.質の高い教育をみんなに」の講師に教育評論家の尾木ママこと尾木直樹、「5.ジェンダー平等を実現しよう」の講師にタレントのKABA.ちゃんがいます。
出典:もっと知りたい!SDGs | 講演依頼ならTBSキャスティング
9. 空心(くうしん)
株式会社空心は、企業や行政機関の社員研修・講演会を行っている会社で、100社以上の企業・行政機関へ研修を実施した実績があります。
空心のSDGs導入支援コンサルタントが講師として派遣され、全社員向けの基礎的なセミナーから、管理者・役員向けの特化型セミナーまで幅広く対応可能です。また、セミナーの時間の延長・短縮、人数などもアレンジできます。
講演やセミナーのほか、SDGs導入に関する無料のオンライン個別相談会や、企業向けSDGs導入ガイドのダウンロードも用意されています。
出典:企業向けSDGs研修・セミナー・講演メニュー(講師派遣)
10. ノビテク
ノビテクは企業向けの研修や講師の派遣を行う会社で、新入社員・管理職・経営層など幅広い階層の研修に対応可能です。
SDGsについて研修可能な分野は、「経営・経済」「働き方」「平和と人権」「地球環境とエネルギー」です。講師には、慶応大学名誉教授の竹中平蔵、エコノミストの門倉貴史、元アナウンサーでエッセイストの小島慶子、ニューヨーク州弁護士の山口真由、戦場カメラマンの渡部陽一、プロスキーヤーの三浦豪太など、各分野の専門家がそろっています。
派遣してほしい講師が決まっていなくても、講演コーディネーターが企業の目的や希望の研修内容に合った講師を提案してくれます。
出典:SDGsを語る!講演講師のご紹介 | 講演会の依頼・講師紹介ならノビテクビジネスタレント
11. 特定非営利活動法人スマセレ
スマセレは、消費者教育やキャリア教育に関する情報発信や普及に関する事業を行っているNPO法人です。スマセレの会長理事であり、2030SDGs 公認ファシリテーターでもある田中喜陽が講師となり、SDGsに関する研修を行います。年間70回以上の研修や講演を行った実績があります。
研修プログラムは、標準コース・基礎コース・実践コース・集中コースに分かれていて、社員の階層に合わせて選ぶことが可能です。「2030SDGs」や「SDGs de 地方創生」など、SDGsを学べるカードゲームを取り入れた研修なので、参加者が主体的に参加できます。研修の時間はコースによって異なり、最短で約2.5時間、最大で約2日間となっています。
【企業・自治体向け】オンライン型のSDGs研修サービス4選
外部から人を呼んだり、大勢で集まったりすることが難しい場合には、オンラインに対応したSDGs研修サービスを利用してみてください。
オンライン研修は講師派遣型の研修より費用が安くなることが多いため、コストを抑えたい企業や自治体にもおすすめです。SDGs研修に関する資料を無料でダウンロードできる場合もあるため、それらを比較して利用するサービスを決めるのも一つの方法です。
ここでは、オンラインに対応しているSDGs研修サービスを4つ紹介します。
12. 株式会社Drop
株式会社Dropは、コンサルティング・デジタルマーケティング・教育に関する事業を展開している会社で、そのなかで「SDGsに関する企画、設計、実施、運用、PR、研修、パートナーマッチング」を行っています。
企業向けSDGs研修として、オンラインにも対応した基礎研修・実践研修・経営層向け研修など14種類あり、内容のカスタマイズやパッケージングも可能です。
また、株式会社Dropの公式サイトでは、SDGsに関するさまざまな資料を無料でダウンロードできます。SDGsについて学ぶだけでなく、関連資料を作る際の参考資料としても活用できるでしょう。
出典:SDGs研修・ワークショップ|企業・個人向け14種類のメニュー
13. イマココラボ
一般社団法人イマココラボでは、ビデオチャットツール「Zoom」を使ったオンライン型のSDGs研修サービスを提供しています。基本的には3時間ほどで終わる内容であるため、忙しい社会人でも参加しやすい研修です。
講師として研修を行うのはイマココラボのファシリテーターで、講義を受けるだけでなくディスカッションも行うため、短い時間でもSDGsへの理解を深めることが出来ます。
イマココラボはSDGsについて実践的に学べる「2030SDGs」というカードゲームを制作したことで知られています。ゲーム形式でSDGsを学べるため、研修とあわせて取り入れることで、学んだことが頭に入りやすくなるでしょう。
出典:SDGsのオンライン研修 | 一般社団法人イマココラボ
14. 株式会社グローバルイノベーションズ
株式会社グローバルイノベーションズは、SDGsに関する認定資格取得プログラムやビジネススクールの運営と、企業向けのSDGs経営支援サービスの提供を行っている会社です。その支援サービスの1つとして行っているのが、対面にもオンラインにも対応している「SDGs企業研修」です。ビジネススクール運営のノウハウをいかして、SDGsをどうビジネスにいかしていくかに焦点をあてた研修を受けられます。
また、研修とは別に、100本以上のコンテンツからなるSDGsのeラーニングも提供されています。1本5分程度のコンテンツで、SDGsの基礎から実践までを学べます。
こうした研修やeラーニングは、日立やアクサ生命などの有名企業にも導入された実績があります。
出典:個別企業向け支援サービス SDGs専門ビジネススクール ”Start SDGs”
15. 株式会社プロジェクトデザイン
株式プロジェクトデザインでは、自治体や、地域理解を深めたい企業向けに、SDGsを題材としたビジネスゲーム「SDGs de 地方創生」を提供しています。ゲームを通してSDGsと地方創生の関係性を学ぶことで、SDGsだけでなく地域理解を深めることができる仕組みになっています。
SDGs de 地方創生はもともとカードを使って対面で行うゲームですが、「オンライン版」が作られたことで、オンライン研修でも導入することが可能になりました。
ゲームを研修に取り入れることで、座学だけではピンとこなかった参加者も、他の参加者とのコミュニケーションを交えながら理解を深めることができます。
出典:SDGs de 地方創生オンラインゲームができました! | SDGs de 地方創生
【教員向け】SDGsの研修サービス3選
これからの未来を担う子どもたちを導く立場である教員に対しても、SDGsの意識を浸透させていく必要があります。ここでは、教員向けのSDGs研修サービスを3つ紹介します。
16. 近畿ESDコンソーシアム
近畿ESDコンソーシアムは、近畿地方を中心にESD(持続可能な発展のための教育)を実践できる教員の養成やESD実践のための支援活動を行っている団体です。SDGsの17の目標のうち、「4.質の高い教育をみんなに」に焦点をあてています。
近畿ESDコンソーシアムが行っているESDのための活動として、「全国版ESDティーチャープログラム」があります。SDGsやESDを授業にどう取り入れられるかを学び、学校教育へ生かすアイデアを共有していくための、教員養成プログラムです。
2018年度から毎年、さまざまな学校で開催されており、プログラムを受講した教員はESDを適切に実践できる「ESDティーチャー」に認証されます。
出典:全国版ESDティーチャープログラム | 近畿ESDコンソーシアム
17. 千葉県立中央博物館
千葉県立中央博物館は、自然環境と歴史について学べる千葉県の総合博物館です。会館当初から「環境」をテーマとしていることからSDGsへの取り組みに積極的で、その取り組みの1つとして「教員のための博物館の日」が実施されています。
「教員のための博物館の日」には、「SDGsに関するセミナー」「アイコンを使ったコンセンサス(合意形成)ゲーム」「SDGs と各教科・領域との関連を考える」「指導案の作成」という、活動を行います。
このイベントは定員が10名前後と少ないですが、講義から実践まで幅広い内容を学べるため、チャンスがあれば受けてみるのがおすすめです。
出典:教員のための博物館の日 持続可能な開発目標(SDGs)を考える – 千葉県立中央博物館
18. 広島SDGsコンソーシアム
広島SDGsコンソーシアムは、広島を拠点にSDGsを達成するうえで必要な教員のスキルアップと養成を目指して活動している団体です。現職の教員だけでなく、教員志望の学生も対象として、教育に関する研修会や講演会、ワークショップなどを頻繁に開催しています。
行われているイベントの例としては、SDGsに関する書籍を読む「読書会」、海外のSDGsに対する取り組みやESDの実践について学ぶ「研修視察旅行」、ミステリー手法で授業づくりを学ぶ「ワークショップ」などがあります。
【学生向け】SDGsの研修サービス3選
ここでは、未来を担っていく学生向けのSDGs研修サービスを3つ紹介します。
19. ボランティアプラットフォーム
ボランティアプラットフォームは、「ぼらぷら」とも呼ばれる日本最大級のSDGs総合プラットフォームです。もともとは日本最大級の海外ボランティア派遣NGOで、そのノウハウをいかして「オンラインSDGs海外ボランティア研修」を行っています。
「オンラインSDGs海外ボランティア研修」では、高校生や大学生だけでなく社会人も対象としており、オンライン上でSDGsに関係する海外ボランティアに携わることができます。
他にも、「SDGs検定」や「SDGs小論文&アクションプランコンテスト」といったイベントが開催されているため、さまざまな角度からSDGsを学ぶことができます。
出典:オンラインSDGs海外ボランティア研修《SDGs&海外ボランティアのぼらぷら》
20. こども国連環境会議推進協会
こども国連環境会議推進協会(略称”JUNEC”)は、持続可能な社会をつくる人材の育成を目的とするNGOです。子どもたちを対象とするSDGsに関する活動を行っており、そのなかには「出張ワークショップ・研修プログラム」があります。
ワークショップや研修で扱う内容は大きく分けて、SDGsについて学ぶ「知識系」と、プレゼンテーション力やディスカッション力などを身に付ける「スキル・マインド系」の2種類です。
代表的なワーショップには、イマココラボが開発したカードゲーム「2030 SDGs」を使ったものや、レゴ・ブロックを使ってセミナーで学んだことを表現するものがあります。特に、レゴ・ブロックを使ったワークショップは多くの教育期間でも取り入れられ、メディアにも取り上げられるなど注目を集めています。
出典:出張ワークショップ・研修プログラム | 持続可能な未来へ!
21. SDGs Academia
SDGs Academiaは、フィリピンで主宰されているプログラムで、フィリピン観光省の後援を受けています。SDGsについて英語を使って学ぶ学習プログラムで、今起きている日本や海外の社会課題の状況を知り、自分の意見を持ってアクションを起こせる子どもの育成を目指しています。
オンラインで海外を旅しながらSDGsについて学んだり、マンツーマンで英語のオンライン研修をしたり、オンラインで国際交流授業をしたりと、さまざまなプログラムが用意されている点が魅力です。
現在はオンライン研修がメインとなっています。
出典:SDGs Academia(SDGsを英語で学ぶスタディプログラム)
SDGs研修・体験型SDGsイベント
【親子参加型職業体験イベント】キッズタウンビルダーズ(商業施設・企業・労働組合向け)
概要
- 体験を通じてSDGs目標の「質の高い教育」を学べる親子参加型ワークショップ
- 子どもが楽しみながらも本気で学べる、複数の職業体験を実施
- 会議室やホールなど企業様のイベントとしても開催可能
特徴
- あえて「映える」職業ではなくありふれた職業を選定している
- 合計で就業人口の7割を占める上位5つの職業をピックアップし、本質的な学びが得られる職業体験
- ファミリーが高い関心を持つテーマ性のあるイベントで集客・施設周遊を促進
まとめ
SDGs研修サービスを利用してSDGsについて学ぶことには、たくさんのメリットがあります。ただ、ひと口にSDGs研修サービスといっても、企業・自治体・教員・学生など対象はさまざまです。
また、研修の形式も講演・ワークショップ形式や・オンライン対応などさまざまで、サービスを選ぶ際は、対象や研修形式が自分たちに合っているかを判断するようにしましょう。
基本的にSDGs研修サービスは有料ですが、タイミングが合えば、無料で開催されている単発のイベントやセミナーに参加できるかもしれません。日頃からテレビや雑誌、インターネットなどでSDGsに関する情報をこまめにチェックしておくとよいでしょう。
SDGsのはじめの一歩を支援するSDGsイベント・研修とは?
SDGsのはじめの一歩を実現する「SDGsの社内浸透方法」とは?
進めるための具体的なステップを紹介!
自分ゴト化を促進!3分で分かるSDGs研修・イベントサービスの詳細動画
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この記事を書いた人
SDGsコンパス編集部
SDGsコンパスは、SDGsに踏み出したい企業や自治体様の「はじめの一歩」を後押しするメディアです。SDGsの目標やSDGsの導入方法などのお役立ち情報を発信していきます。